セカンドオピニオン
当事務所に依頼されるお客様は、いわゆる「セカンドオピニオン」を
求めに来られる方も数多くおられます。
「離婚を他の事務所に相談したものの、「離婚は難しいです。」などと簡単に
結論を出されてしまった。本当に手がないのでしょうか。」
「基本、離婚は難しいという結論を言われて、話を十分に聞いてくれませんでした。」
など様々です。
私は、物事には、「原則と例外がある。」と考えています。
「見通しとして、このようになる可能性が高いです。」という事は、見通しが有利であれ不利であれ、私も申し上げる事にしております。
その上で、「ただ、○○という事情が、もしお有りで、これが証明出来れば結論に影響する可能性があります。このような裁判例があります。」
という事もまたお伝えしたいと思っております。
実際、お客様自身も気づいておられなかった事が、相談をお受けするうちに浮き彫りとなり、これが決め手となって、
早期に解決するという事もままありますし、最初は決め手に欠いても、事件を進める中で糸口が見え、無事解決することも
ままあります。
また、有利な事件には更に例外があり、「より有利な結果」となる材料が隠れていることも
またあります。
ある意味、「例外も含めて、過去に何があったのかを復元して、相手や裁判官に正しく伝える」のが弁護士の仕事であり、
どれだけ結論に影響する事実を復元できるかが、腕の見せ所ではないかと思っております。
復元には、お客様の話をよくうかがった上で、
「何があったのか、自分だったらどのような気持ちになって、どういう行動を取るだろうか、それならこのような事実、証拠はないだろうか」
と様々な角度から分析・検討する力、それから、「過去の裁判例で○○という事情で例外に当たると認められている」という知識・経験
そして何より、「このような事実があるのであれば、例外が認められなくてはおかしいのではないか」というバランス感覚が必要となるように思います。
ちょうど、古くなって欠けたり、色あせた絵画を復元するキュレーターの仕事に似ているかもしれません。
まずは、遠慮無くご相談ください。もしお客様のお考えやお気持ちと「ぴったり合う」と感じられたら、
ご依頼いただけたらと思います。