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2021年06月03日

離婚の際の別居を行うに際し、注意すべき点⑥ 違法な連れ去り

離婚の協議や調停等を行うに際し、別居を行った上で手続を

進められる方は多いかと思われます。

ここでは、引き続き、離婚の協議や調停等を行う際の別居に当たって注意すべき点を

解説いたします。

お子さんがおられる場合に、お子さんを連れて別居される事をお考えの方も多いかと

思われます。離婚に際しては、親権者の指定を行う必要があるため、ご自身がお子さんの親権を取得したいと

お考えの場合に特に顕著かと思います。

この点、配偶者がお子さんを連れて別居することを了承し ...

2021年06月02日

離婚の際の別居を行うに際し、注意すべき点⑤ 住所の秘匿

離婚の協議や調停を進めるに当たって、事前に別居を行った上で

進められる方は多いかと思われます。

今回も、離婚を進める際の別居に当たり、注意すべき点を解説いたします。

離婚に向けた別居を行う効果については、これまでの「離婚の際の別居を行うに際し、注意すべき点①~④」で

解説した通りです。

離婚の際の別居を行うに際し、新しい住所を配偶者に明らかにしたくない、という場合もあるかと思われます。

例えば、配偶者から暴力があったり、ストーカー行為があった場合等もあるかと思われ ...

2021年06月01日

離婚の際の別居を行うに際し、注意すべき点④- 財産分与の基準時=別居開始時

離婚の協議や調停等を行う前に別居を行った上で進められる方も

多いかと思われます。

ここでは、引き続き、離婚の際の別居を行うに当たって注意すべき点を

解説いたします。

離婚の際の別居には、法的には、①以降は夫婦別の生計で行い、一方が他方に、

離婚成立までの別居中の生活費である婚姻費用を支払うのみの関係とする、という意味を持ちます。

このように、経済的協力関係が絶たれた事を意味するものの、婚姻費用の調停、審判の対象は原則として

調停申し立てや内容証明等で婚 ...

2021年05月31日

離婚の際の別居を行うに際し、注意すべき点③-弁護士への委任のタイミングと相手方への通知の時期・方法

これから離婚の協議や調停などを進めようと考えられている方が、

手続を行うに先立ち、別居を行おうと考えておられる方も多いかと思います。

ここでは、引き続き、離婚の協議、調停等を行うに際し、別居を行うに当たっての注意点を

解説することといたします。

離婚の際の別居を行うに当たって、相手方が押しかけたり、暴言を吐かれたりという事を気にされて

なかなか離婚や別居に踏み切れないとの悩みをうかがう事もあります。

ただ、相手方からの報復を恐れて、離婚を我慢するとい ...

2021年05月28日

離婚の際の別居を行うに際し、注意すべき点②-荷物の搬出をどうするか

離婚の協議や調停等の手続を行うに際し、別居を行った上で

進める方は多いかと思われます。そこで、前回につづき、離婚の際の別居を行うに当たっての

注意すべき点を解説いたします。

別居を行う際、時々、大々的に引越の準備をされ、ご自身やお子さんの荷物全てを搬出して

別居をされようとする方がおられます。ご自身で軽トラックを用意したり、場合によっては

引っ越し業者を手配されるなど様々です。

これは、別居してしまうと、後で家に来て荷物を取りに来ることが難しくなるし、離婚の話をこ ...

2021年05月26日

離婚の際の別居を行うに際し、注意すべき点①-別居前に証拠の確保

離婚の協議や調停を進めるに当たって、別居を行った上で

手続を進められる方は多いかと思われます。

では、別居を始めるに当たって注意すべき点としてどのような事が考えられるでしょうか。

まず、離婚の調停、訴訟では、立証責任を負う側が証拠で証明できなかった事実については、

存在しないことを前提に結論が決められる危険があります。

例えば、離婚に際し、財産分与を求める事を検討されている方は多いかと思われますが、

相手方の財産に○○の投資信託があるかが問題になって ...

2021年05月25日

離婚の際の別居開始に際し、配偶者の同意は必要か

離婚の協議ないし調停等の手続を始めるに当たって、

別居を開始し、別居した状態で進めようと考えられている方も多いかと思われます。

では、離婚の協議等を行うに際し、配偶者の同意は必要なのでしょうか。

この点、法律上、夫婦には同居義務が課されています。

民法752条は、「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなけれなばらない。」

とあるのがそれです。

しかし、この義務は夫婦の間の抽象的な義務であり、例えば、相手方が承諾なく一方的に別居したからと

言って、「被告は、 ...

2021年05月24日

離婚調停等を同居のまま進めるか、別居して進めるかについて

離婚の協議や調停等を、配偶者と同居したまま進めるか、別居して進めるかについては

悩まれる方も多いかと思われます。

この点、法的には、同居したままでは離婚協議や離婚調停ができないという事は全くありません。

また、時々、誤解されている方が(場合によっては弁護士でも)おられますが、離婚成立までの間の

生活費である婚姻費用の調停等も、同居したままでも申し立てることは可能です。

この場合、夫婦に共通した経費をどちらか一方が負担していることが多いため(例えば、水道光熱費等)、 ...

2021年05月20日

子名義の財産が、離婚の際の財産分与の対象となるか

離婚を行うに際し、夫婦の財産を財産分与として分ける取り決めを行うことが

多いかと思われます。

では、夫婦ではなく、子名義の預金等が存在する場合、これも夫婦の財産とみて離婚時の財産分与の対象と

するのか、子固有の財産として除外されるかについては、どのように考えるべきでしょうか。

まず考慮すべきは、子名義の財産とした趣旨と言えます。

子に贈与したことが明白、と言える場合には子の固有の財産と判断されやすいかと考えられます。

対して、これが不明確な場合、実質的な夫婦共有財 ...

2021年05月13日

不当に事業所得が低い場合の婚姻費用、養育費の考え方について

離婚までの間の生活費である婚姻費用、離婚後の子の生活費である養育費を定めるに際し、

しばしば、夫婦の収入をいくらと見るのか、というレベルから争いとなることがあります。

特に、事業者の場合、確定申告における所得が操作されて低く設定されていることがあり、

実際の収入はもっと多いのではないか、という形で争われることがあります。

この点、実務では、原則としてはやはり確定申告の結果から見ることとなり、

これよりも収入がある、という事を、主張する側で立証する必要があります。 ...


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